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こんにちは、静かな法律家のブログにようこそ。

この記事を読んでいるということは、あなたは副業に興味のある人
だと思います。

突然ですが、私は、最初に副業について考えたのは、ネットワークビジネスでした。

それは、その時期に読んでいた本で推奨されていたからですが、

結局私はネットワークビジネスではなく、別の道を探すことになるわけですが、
これからネットワークビジネスを始めようと思っている人の参考になるよう、
連載形式で記事を書いていこうと思います。


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ネットワークビジネスは今、会社として4000以上あるといわれ、日本でもかなりメジャーなビジネスです。

MLM(Multi-level marketing)とも呼ばれます。

異業種交流会に出ても、ネットワークビジネスをしている人は多く、

ネットワークビジネスの勧誘を受けることも珍しくありません。

しかし、

その勧誘方法はかなり特殊であるため、

ネットワークビジネスの仕組みを知らずにネットワークビジネスを始めてしまう人が

多くいます。

 

ところが、

ネットワークビジネスの怖いところは、一旦はまってしまうと、

上手くいかなくても抜け出せなくなる可能性が高いところにあります。

 

ですので、

やるのであれば、ネットワークビジネスの仕組みをしっかりと理解したうえで

覚悟をもって行うべきです。

 

そこで、

本ブログの本筋とは外れますが、

ネットワークビジネスについて最低限知っておくべきことを、

解説しておこうと思います。

なお、ネットワークビジネスの仕組みは、会社によって多少異なりますが、

基本的な仕組みは共通しているはずなので、

参考になると思います。

※上記の趣旨ですので、当ブログはネットワークビジネスを推奨しているわけでもないですし、

逆に批判するわけでもないです。

※また、ネットワークビジネスを経験したわけではないため、不正確な記述が含まれている可能性があります。

 

 ネットワークビジネスとねずみ講

 

まず最初に心配になるのは、

このビジネスは、マルチ商法、ねずみ講とは違うのか?合法なのか?

ということだと思います。

 

結論から言うと、

ネットワークビジネスは、いわゆるマルチ商法の一種です。

法律で規制されていますが、ビジネスモデル自体は禁止されていません。

もっとも、ねずみ講もマルチ商法の一種ですが、ねずみ講は違法です。

ネットワークビジネスを理解する役に立つので、

まずは、マルチ商法、ねずみ講について説明してみましょう。

マルチ商法とは

マルチ商法は、法律上は連鎖販売取引といわれます。

このビジネスモデルは以下のとおりです。

 

  • 1.出資者は、いくらかの金銭を出資して、ある団体の会員になる。

  • 2.会員になった人は、(自分が会員になったときのように)出資者を募り、会員になる人を増やす

  • 3.増やした会員の数だけ、報酬をもらえる。また、その会員が会員を増やせば、自分自身は何もしなくても、増えた会員の分報酬がもらえる。

 

出資者は、会員になるには出資金を払う必要がありますが、さらに会員を増やすことで報酬を得られます。

マルチ商法説明図

 

 

 

 

 

 

上の図で、親会員は、勧誘した数だけ、マルチ商法団体から報酬をもらえるわけです。

この報酬の合計と、出資金との差額が、親会員の利益になるわけですね。

 

これを出資金を受け取る団体から見ると、

出資者から集めた出資金から、出資者に支払う報酬をひいた分が団体の利益となります。

 

これが、マルチ商法の基本的構造です。

 

ねずみ講とは

ねずみ講とは、無限連鎖講という、法律で禁止されている組織のことをいいます。

上で説明したマルチ商法の3段階のうち3段階目について、

「会員は無限に増やせるために、出資金以上に稼げる」と説明して、

出資者を募る団体のことです。

 

このねずみ講が禁止されているのは、

人口が有限である以上会員が無限に増えていくことはありえない、

つまり、

会員が会員を勧誘して増やしていくのには限界があるのに、

あたかも会員になれば無限に儲かるようにみせかけている点で、

詐欺的な商法といえるからです。

 

逆に言えば、

ビジネスモデル自体はねずみ講と一緒でも、

勧誘の仕方を変えれば合法になるわけです。

これが、ネットワークビジネスです。

ネットワークビジネスの詳細については、次回解説します。