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マスク不要論者の増加

新型コロナウイルスの流行も早2年半を過ぎ(2022年9月時点)、twitterなどを見ていると、マスクを付けない人がそれなりに増えているようです。

中には、お店からマスクを付けるようにお願いされても、医学根拠を求めるなどして拒否したことを自慢げに披露する方も。

お店がマスク着用を客に義務づけることは可能か

お店は営業の自由があり、公序良俗や規制に反しない限り、お店を利用する顧客に向けたルールを自由に設定できます。そのルールにおいて、顧客にマスク着用を義務づけることも可能です。

ただし、そのルールは、お店の利用客に分かるよう明示しておくことが必要と思われます。

ルールは、お店と客の双方が合意して初めて有効になるからです。

マスク着用を拒否された場合のお店の対処法

では、マスク着用を拒否された場合、お店としてはどのような対応ができるでしょうか。


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お店は、マスクを着用しない客を強制的に追い出すことができるでしょうか。

この回答はNoです。お店のルールが有効であり、客がこれに反していたとしても、客の行動を強制することはできません(自力救済の禁止)。

お店としては、客が指示に従わない場合には、指示に従うようお願いし、それでも従わないようなら、後に損害賠償を請求することが考えられますが、損害を立証するのは困難でしょうし、費用倒れでしょう。

もちろん、だからといって、客がお店の指示に従わないことは正当化されるものではありません。

では、お店としてはこのような客への対応をするにはどうすればよいでしょうか。

例えば、お店の入り口に、「ご病気などやむを得ない場合を除き、マスクを着用しないお客様は入店をお断りします。」と記載すると同時に(ルールの明示)、「従われない場合は、罰金10,000円を申し受けます。」といった、罰金の貼り紙をすることが考えられます。

このような貼り紙をすること自体が炎上する可能性もあり、お店としては躊躇するでしょうが、あまりに無理解な客が増えて困るようでしたら検討の余地はあると思われます。

なお、バスにおいてマスク未着用の客を乗車拒否したことが違法とするニュースがありました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5501a52ed5bf3894ea7de2494bfacd1db0883711

国土交通省中部運輸局は1日、マスクを着用していない乗客を乗車拒否し、道路運送法に違反したとして、伊豆箱根バス(三島市)に対しバス2台をそれぞれ25日間の車両使用停止処分にしたと発表した。  静岡運輸支局によると、乗車拒否は4月7日、伊豆・三津シーパラダイス線であった。運転手が女性客にマスクの着用を求めたところ応じなかったため車内で言い合いになり、バス停がない場所で女性客を降ろした。同社によると、当時は約25人が乗車していたという。  女性客からの苦情や同社の申告を受けて中部運輸局が同22日に監査を実施し、法令違反を確認した。  道路運送法は正当な理由がある場合を除き、乗車を拒否してはならないとしている。静岡運輸支局によると、マスク着用を巡る乗車拒否で乗り合いバス事業者が行政処分を受けるのは全国初という。  伊豆箱根バスは「処分を厳粛かつ真摯(しんし)に受け止め、再発防止に向けて全力で取り組む」とコメントした。  中部運輸局は1日、運行管理者が不在だったとして、トラック事業者(富士宮市)とタクシー事業者をともに30日間の事業停止処分にしたと発表した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5501a52ed5bf3894ea7de2494bfacd1db0883711

上記のように、法令上の規制により、乗車拒否が違法となることがある点には注意が必要です。

※本ブログ記事に記載した法令上の解釈については、著者の私見であり、その正確性等について著者は責任を負えません。